機械部品のコストダウン相談室相談室

メールでのお問合せ

機械加工+溶接.com

旋盤加工やマシニング加工は、溶接加工を組み合わせることで、機械加工の高精度化とコストダウンが実現できます。

設計者・開発者のコストダウンを応援する機械部品のVA・VE設計情報発信サイト

転造タップは大きなコストダウンができる可能性がある

Before

今回のマシニング加工におけるVE提案は、転造タップについてです。

上記の図面はお客様から指示を頂いた際のものですが、アルミA6063のプレートに、転造タップの指示がされています。転造タップは強度を持たせるために採用されるタップの一種になりますが、切削加工を行う観点からはひと手間掛ける必要があります。というのも、転造タップを行うには、精度の高い下穴加工が必要で、例えばM5タップの場合には下穴は4.60~4.65の精度内に収めることが求められるからです。そしてこの精度を実現するためには、下穴加工用の専用工具が必要になる上、寸法を管理する必要が生じてしまいます。つまり、コストアップになります。

コストダウン事例

After

転造タップは、先ほど述べたように強度を高めるために採用されますが、コストダウンを行うためには、その転造タップが本当に必要かどうかを吟味する必要があります。

そこで、転造タップを使わずにタップ強度を上げる方法のひとつとして2種類の方法をご提案いたします。

一つ目は、材質変更です。例えば今回のケースではアルミA6063ではなくジュラルミンに変更できれば強度を上げることができます。

そして二つ目は、ヘリサートを採用することです。ヘリサートはアルミ加工品で多く採用される方法で、こちらもタップ強度を向上させることが可能です。

タップ強度は高いに越したことはないですが、重要なのはコストとのバランスです。まずはタップを行う方法として様々な方法を想定しておき、純粋なタップに加え、例えば部品が小さいときには材質変更を検討する、タップの数が少ない場合はヘリサートタップ、材料変更もできない場合やタップが多い場合には転造タップという具合に、VEのための設計バリエーションをご用意されることをお勧め致します。
なお三栄製作所では、最適なコストを追求するために様々なVE提案を行います。図面を送付頂ければ、ご要望をお聞きした上でVE提案を行いますので、お気軽にご連絡ください。

機械部品 VA・VEコストダウン設計事例

  • ■サイトマップ