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機械部品VAVE技術ニュース第4号

投稿日:2017年4月10日

 

最新VA・VE技術情報!!!

必要な箇所のみ公差を入れてコストダウン!

コストダウンに役立つVA・VE技術情報の第4弾は、はめ合い公差の指示についてです。下記の図の様にベアリングをシャフトに取り付ける際にははめ合い公差が指示されますが、我々が多くの図面と接する中でよく見るのが、シャフト全体に公差が指定されているケースです。このような設計にすると加工時間が長くなる上、ベアリングをはめ込む際にも手間と時間が掛ってしまいます。このような場合は、ベアリングを嵌める部分のみ公差を指定し、それ以外は少しマイナス側にニゲを入れるようにします。こうすることで加工コストも低減する上、組立工数も削減することができコストダウンに繋がります!こんな小さな積み重ねが機械・装置のコストダウンに繋がります。

 

4-1
【改善前】

従って、どうしてもこうした形状が他の部品との取り合い上必要なケース以外は、ドリルやエンドミルで加工できるような形状に変更することで大幅なコストダウンが可能となります。このように、三栄製作所ではお客様からお送り頂く図面に対して都度「こうすれば早く仕上がりますよ」「この図面ではコストが高くなり過ぎるので、この部分の形状変更はできませんか」など提案を日々行なっています。機械部品を設計する中でお悩み事がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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【改善後】

φ300を越す丸物加工もお任せ!

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今回も難易度の高い旋盤加工による機械部品のご紹介です。この製品はステンレスSUS304で製作されたフランジですが、ご覧のとおり、外径寸法に対する肉厚が薄いため旋盤のみでは精度高く仕上げるのは困難なため、この製品専用の治具を活用しています。このように、三栄製作所が手掛ける機械部品は一品ずつ設計・製作することが多いのですが、こうした手間のかかる部品も高い品質を維持するためにひとつひとつ治具を製作しています。

設計者に役立つVA・VE情報発信サイトを準備中!

4-4三栄製作所では、コストダウンで日々悩まれている機械・や装置などの設計者様・開発者様に向けた、機械部品のVA・VE情報を発信するためのWEBサイトを只今準備中です。左の図のように、VA・VEを実施する前と後の様子と効果が一目で分かるよう、イラストと文章で丁寧に説明していきます。このWEBサイトは近日公開予定ですが、立ち上がりましたら改めてご連絡致しますので、皆様ぜひご活用下さい!

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