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タップ加工は、なるべく貫通とせず必要な有効深さを指定する

Before

穴やタップを立てる場合は、工具の折損を考慮してなるべく細長くて貫通させるような設計は回避します。この図面ではt30のワークにM4のタップを貫通させていますが、こうした設計は工具の折損リスクが高まり、コストアップになります。

コストダウン事例

After

穴加工やタップ加工を指示する場合には、どうしても貫通穴が必要なケースを除き、必要に応じた深さを指定するようにします。このケースでは必要なタップ有効深さが10mmであった為、貫通穴ではなく必要な分だけ加工することでコストダウンに繋がりました。

穴加工やタップ加工は、深くなればなるほど工具の折損リスクが高まります。従って、通常は径に対して2~3倍までの深さに収めるように設計を行います。なお、アルミニウムよりもステンレスの方が折損するリスクが高まるので設計上注意が必要です。

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