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面粗さを見直し、安価なレーザー切断を採用する

Before

機械部品に使用する鉄やステンレスは、切削や穴明けを行うために工具等を使用しますが、面粗さを指定するとコストアップに繋がります。たとえば上記のような単純な抜きと穴明け加工が必要な場合、▽が指定されていると機械加工での仕上げが必要となります。この場合の工程は①レーザー加工機による切断、②ボール盤による穴明け、の2工程となり、手間がかかります。

コストダウン事例

After

面粗さを指定する場合、その粗さが本当に必要かを良く吟味し図面に反映させることが機械部品のコストダウンに繋がります。抜きと穴明け加工が必要な場合、加工が必要な面に『▽』が指定されていると機械加工が必要となりますが、面粗さの指定を無くすとレーザーでの抜き加工のみで対応が可能となります。この場合、工程はレーザー加工のみとなり、コストダウンになります。

機械加工による切削および穴明けは、様々な工具が使用できるので面粗さを指定することができますが、その分工程が増えるのでコストが増加する傾向にあります。従ってコストを低減させたい場合はレーザー加工による穴明けができるよう、できる範囲で面粗さを緩和することが必要です。一般的にレーザー加工は10mm程度であれば、ある程度の粗さで加工できますが、これ以上の厚さになると採用にあたっては注意が必要となります。

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